オランダに住むメリット10選、だからオランダ移住がベスト!

・旅行に行きやすい
・幸福度が高い
・容易に起業できる
・日本の有名人に会える
・英語が通じる
・自然災害が少ない
・害虫が少ない
・社会制度、医療制度が充実
・食品の安全性が高い
・差別が少ない

1:周辺国に旅行に行きやすい

まず地図上でオランダの位置を見てみましょう。
東にドイツ、南にはベルギーと接していて車で1,2時間で簡単に行くことができます。
また、デンマーク、フィンランド、スゥエーデン、ノルウェイなどの北欧には飛行機で2時間以内、
西のイギリスは飛行機で50分ほど、
南にはイタリア、フランス、スペイン、ポルトガルなどのラテン系の国々にも容易に行くことが出来ます。
LCCが発展しているので、片道5千円程度で行くことも可能です。
また、さらに東に行けば、トルコ、イスラエル、ヨルダンなどの中近東の魅力的な国々にも
日本人ならビザなしで行くことができます。
さらには、エジプト、チュニジア、モロッコなどの北アフリカは比較的治安がよく、
見逃せない世界遺産が沢山あります。
また、アパルトヘイト時代オランダは南アフリカを統括していたので、
今でもKLM航空でヨハネスブルグやケープタウンへの直行便があり、
時差なく行けますので非常に便利。
ヨハネスブルグは治安が悪いのでおススメしませんが、
ケープタウンはサンフランシスコのような街で、
喜望峰やワイナリー巡りなど最高です。
このように、オランダを起点にして考えると東西南北全てに魅力的な国々があり、
安く容易に行くことができるので、旅行好きには最高のメリットとなります。

2:世界幸福度5位、世界一子供が幸せな国 ~のどかな風景、綺麗な街に暮らせる

世界幸福度ランキングでは、オランダは5位、上位のほとんどは北欧の国々です。
残業はなく毎日18時には家族で夕食をとるオランダ人は年収も高く、幸福度が高いです。
個人の自由が尊重されるので、好きなことができるというのもいいですね。
また、ユニセフの調査では、オランダの子供は世界一幸せで恵まれているとのことです。
ドイツ発祥のイエナプラン教育が充実していて、
異なる学年でクラスが構成され、年上の子が年下の子に教えます。
小学校では宿題はなく、塾もなく、公立の学校であれば大学まで無料です。
ただ、日本の教育の方が優れているなあと感じることもあるので別動画で説明します。
オランダに移住すると、ゆったりとしてストレスが少なく、
健康に暮らすことができると思います。
風車や牧場など、のどかな田園風景や、
チューリップ畑、綺麗なレンガ造りの家並みと運河など、
癒される風景を毎日見ながら暮らせます。
また、オランダは高層ビルが少ないので、空が広く感じます。
東京住いでは得られない解放感、癒され感が半端ないので最高です。
ただし、店舗は基本的に夜6時には閉まり、
冬は寒く雨ばかりなので寂しく感じることもあります。

3:容易に起業できる

1912年の日蘭条約が100年たった現在でも有効という判決が2012年に下され、
日本人はオランダで最恵国待遇を受けることが出来ると改めて認められました。
オランダは日本人が最も簡単に就労ビザを取得して起業できる国です。

2012年までオランダ在住の日本人は6000人程度でしたが、
この判決以降、オランダで起業する日本人が増えて
2022年現在では日本人は1万人を超えています。
私のような企業から派遣される駐在員はどの企業でも年々減らしているので、
この約4000人の増加の多くは個人事業主ではないかと思います。

そして、いくつか条件はありますが、
連続してオランダに5年間住むと、永住権がもらえます。
EU全体で有効な永住権も取得できるので、
ビザが取りやすいオランダにまず住んで、
5年後にEU圏内の住みたい国に移住するというのもありだと思います。
私だったらスペインの美食の町サンセバスチャンや、
ビールがおいしく物価が安いチェコ、
海がきれいなクロアチアやマルタに横移動したいですね。

4:日本の有名人に会える

これはあまり知られていない、オランダ移住のメリットの1つですが、
スポーツや芸能で著名な日本人に会いやすいです。

まず、ロンドン在住の日本人は約6万人、パリには3万人の日本人が住んでいます。
そのため、ロンドンやパリで日本人の芸能人がコンサートを行っても規模が大きくて、
直接会って話すことはまず不可能です。
その点、アムステルダム在住日本人は2000人程度。
ボランティアで手伝ったり、楽屋に行けば本人に直接会うチャンスがあります。

2009年6月、Amstelveenで行われたJapan Dayに
佐渡ヶ嶽部屋の力士たちがやってきて、
一緒に写真を撮ったり、話すことができました。
オランダで毎年スピードスケートの合宿を行っていた日本電産サンキョーの選手の方々と
毎年BBQを行って楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
男子サッカー、日本VSオランダ戦がオランダで行われた時は、
オランダの少年サッカーチーム「J-Dream」の子供たちがエスコートキッズに選ばれました。
2016年、当時ロンドン在住だった布袋寅泰が急遽アムステルダムでライブを行ったり、
お笑いのぜんじろうは、たびたびAmstelveenでライブを行ってい
て、私のブログで告知をしてほしいと毎回連絡があります。
津軽三味線の吉田兄弟がAmstelveenで公演をした際にも間近で見ることが出来ました。

このように、日本の有名人がオランダに来る際、
在オランダの日本人たちは彼らに間近で会ったり、
話をしたりするチャンスがあります。
日本ではまずあり得ない貴重な体験をすることが出来ますよ。

5:英語が通じる

オランダは昔から海洋国家で他国との貿易が盛んです。
国土は九州くらいの面積で小国なため、
外国とのやりとりによって経済を発展させてきました。
ロッテルダムは19世紀からの貿易港で、現在でもヨーロッパ最大の貿易港です。
よって、オランダ人はオランダ語のみならず、数か国語を話す人が多いです。
特に英語に関しては子供から老人まで流ちょうに話します。
私はオランダにいた6年間で英語が話せないオランダ人を見たことがありません。
私は恥ずかしながらオランダ語をほとんど話せません。
みんな英語を話すのでオランダ語を勉強する必要がなかったのです。
ただし、交通機関、スーパーの食材などの表示はオランダ語なので、
重要なオランダ語の単語は知っておいた方がよいですね。

6.自然災害が少ない

私がオランダに住んでいた6年間、1度も地震はありませんでした。
また、台風、ハリケーンはなく、ゲリラ豪雨もありません。
オランダは雨が多いですが、自然災害というのは皆無です。
これは非常にありがたく、安心して住むことができました。
逆に言えば、日本は地理的、地形的にも自然災害が非常に多い国ですね。

7.害虫が少ない

オランダは北緯52度、北海道よりはるか北、
樺太と同じくらいの緯度のため、秋から春にかけてはかなり寒いです。
そのメリットとしては日本にいるような害虫がオランダにはいないことです。
まず、オランダにはゴキブリ(以後G)がいません。
少なくとも私は見たことがありません。
私はGが大嫌いなので、Gがいないというのはかなりありがたかったです。
移住先として日本人に人気のマレーシアやタイには害虫がたくさんいますので、
その点からもオランダ移住はよいですね。
ただし蚊はいますのでご注意ください。
また、害虫ではないですが、
オランダでセミの鳴き声を聞いたことがないので、セミもいないですね。
夏にセミの鳴き声が聞けないというのはちょっと寂しいですね。
逆に日本にはいない「シルバーフィッシュ」という虫をたまに見かけました。
日本名は「紙魚(シミ)」といって、体長1cm前後の銀色でムカデのような動きをします。
家でもたまに見かけましたが、動きも遅いし白っぽいし怖さは全くありませんでした。

8:社会制度、医療制度が充実

オランダは北欧諸国と並んで先進的な社会制度があり、
最先端の医療を受けることが出来ます。
保険の種類にもよりますが、医療費は無料でした。
薬は有料ですが、診察料、手術費、全て無料です。
私は盲腸で入院してカテーテル手術を受けましたが無料でした。
ただし、歯医者は高いです。
歯医者の費用は日本の数倍で、
神経治療は1回でほぼ全て終わるのですが10万円から20万円かかります。
オランダ移住の前に日本で歯科治療を受けておきましょう。

私が通っていた歯科:
Dental Clinic H.J.van Mill
Parmentierlaan 76a,1185 CZ Amstelveen

9:食品が安全

水や空気がきれいなオランダ。
野菜や肉、魚、その他食品についても安全に配慮されていて、
ほとんどの食品で無農薬のオーガニック食品を選ぶことが出来ます。
例えばタマゴは4段階に格付けされていて0は地鶏の健康で安全な卵(2.8Euro)、
3は抗生物質入りの餌を食べている鶏の卵となります。
人それぞれの考え方、予算によって選べるというのがよいですね。
農薬は少なく、家畜の餌に含まれる抗生物質はEU基準より高い基準で減らしており、
日本よりも安全な食糧を容易に得ることができます。
食品の安全性が高いというのは安心ですね。

10:差別されることが少ない

私はオランダに6年間住んでいて差別的な言葉を言われたことが一度もありません。
オランダの人口1700万人中25%に当たる420万人が外国人です。
オランダは古くはアフリカからの黒人奴隷、
そして移民や避難民を積極的に受け入れているため人種のるつぼです。
ウクライナ難民も積極的に受け入れています。
多種多様な人々がいるため慣れていることもあると思いますが、
差別やひどい仕打ちは全くありませんでした。
これは当たり前ではなく、非常に素晴らしいことだと思います。
というのもオランダの前にイタリアに住んでいた時は頻繁に差別的なことを言われました。
その点オランダでは差別はなく、
穏やかに暮らすことができたので今でもオランダ人には感謝しております。